日清エンジニアリング株式会社

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食品工場および倉庫で問題となる害虫

貯穀害虫
 ■コクヌストモドキ 学名:Tribolium castaneu
コクヌストモドキ幼虫
コクヌストモドキ幼虫
コクヌストモドキ成虫
コクヌストモドキ成虫
体長は、成虫で3mm〜4mm。
本種は、小麦粉などの穀粉をはじめ、菓子、パンなど二次加工品を加害する。成虫の寿命が長いため、卵・幼虫・蛹などの各ステージをいつも見ることができる。雌は一生の間に約330粒を産卵する。孵化した幼虫は、穀粉の中に不規則な孔道をつくり食い進む。
【生育期間】(25〜35℃条件下)
卵期間 幼虫期間 蛹期間 成虫寿命
約5.5日 約30日 約10−15日 200日以上
 ■ヒラタコクヌストモドキ 学名:Tribolium confusum
ヒラタコクヌストモドキ幼虫
ヒラタコクヌストモドキ幼虫
ヒラタコクヌストモドキ成虫
ヒラタコクヌストモドキ成虫
体長は、成虫で3mm〜4mm。
本種の食性範囲は、コクヌストモドキに類似するが、完全な穀粒に対する加害能力や繁殖力はコクヌストモドキよりも高い。わが国では本種が主に製粉工場、コクヌストモドキが精米工場に分布しているといわれている。なお、コクヌストモドキは飛翔が可能であるが、本種は飛翔能力を持たない。
【生育期間】(*小麦ふすま 30℃ 70%R.H.条件下)
卵期間 幼虫期間 蛹期間 成虫寿命
*約4.9日 *18日 *約6.1日 >300日
 ■カクムネヒラタムシ類
トルコカクムネヒラタムシ
トルコカクムネヒラタムシ
体長は、成虫で2mm前後。
本種は、世界の熱帯〜亜熱帯に広く分布する。卵から成虫になるまで27〜30日(33℃ 80%R.H.)を要し、年3〜4回発生すると推定される。成虫・幼虫ともに穀粉、砕米およびその加工品などに発生する。穿孔能力は劣るが、扁平な体のため包装資材の縫い目、ピンホール、シール不良部分から製品へ侵入することがある。日本には、穀類を加害するヒラタムシ科として、本種の他にサビカクムネヒラタムシ(Cryptolestes ferrugineus)、トルコカクムネヒラタムシ(Cryptolestesturcicus)およびハウカクムネヒラタムシ(Cryptolestes pusilloides)が報告されている。
 ■ノシメマダラメイガ 学名:Plodia interpunctella
ノシメマダラメイガ幼虫
ノシメマダラメイガ幼虫
ノシメマダラメイガ成虫
ノシメマダラメイガ成虫
体長は、幼虫で10mm〜12mm。成虫で7〜8mm。
本種は、極めて広い食性を持ち、穀類をはじめ粉類、二次加工品等を加害する。成虫は200個内外の卵を餌またはその周辺に産卵する。幼虫は、その生育に伴い、多量の糸を吐く。冬季には、終齢幼虫のみが越冬し、生育の間に合わない幼虫は、全て死亡する。
【生育期間】
卵期間 幼虫期間 蛹期間 成虫寿命
5−10日 22−45日 5−15日 7日前後
 ■タバコシバンムシ 学名:Lasioderma serricorne
タバコシバンムシ幼虫
タバコシバンムシ幼虫
タバコシバンムシ成虫
タバコシバンムシ成虫
体長は、成虫で2〜3mm。
本種は、タバコその他多くの乾燥植物質のものを加害する。雌は一生の間に最高110個産卵する。本種は乾燥に強く、湿度25%で発育可能。幼虫の発育や齢期は、餌の種類により異なることが知られている。幼虫はかじりかすや糞などを唾液で固めた蛹室をつくる。
【生育期間】(23℃〜28℃条件下)
卵期間 幼虫期間 蛹期間 成虫寿命
6−12日 30−45日 約5−7日 10−25日
 ■ヒラタチャタテ 学名:Liposcelis bostrychophilus
ヒラタチャタテ
ヒラタチャタテ
体長は、1〜1.3mm。
本種は、屋内に棲息する最も普通の種類で、日本各地に広く分布している。重要な室内害虫で、穀類や貯蔵加工食品、動物標本などを加害する。単為生殖を行い、光に対して少しでも陰になるような場所で産卵を行う。不完全変態のため、幼虫・成虫ともに類似した形態である。発生は1年中見られるが、夏季に多く、特に9月に多発することが多い。
【生育期間】(*エビオス粉末27℃ 70〜90%R.H.条件下)
卵期間 幼虫期間 蛹期間 成虫寿命
*9〜13日 *9〜13日   >161日
 ■コクゾウ 学名:Sitophilus zeamais
コクゾウ幼虫
コクゾウ成虫
体長は、2.3〜3.5mm。
本種は、硬質の食物へ産卵する習性を持ち、米、麦などの穀物のほかに乾麺やビスケットなどの固形食品の害虫として問題となる。雌は、米や麦に穴をあけ、その中に1穀粒当たり1個ずつ卵を産みつける。卵から孵化した幼虫は、蛹になるまでの期間を食物内部で過ごすため、成虫以外のステージは発見しにくい。本種は、世界各地に分布し、日本でも各地で普通に見られる。
【生育期間】(25℃条件下、*玄米 30℃ 50〜60%R.H.)
卵期間 幼虫期間 蛹期間 成虫寿命
約5日 20日 5日内外 * メス 64.3±38.6日
 オス100.9±46.4日
 ■ココクゾウ 学名:Sitophilus oryzae
ココクゾウ幼虫
ココクゾウ幼虫
上:コクゾウ成虫 下:ココクゾウ成虫
上:コクゾウ成虫
下:ココクゾウ成虫
体長は、2〜2.8mm。
本種は、コクゾウと同様に固形食物に被害が多く、輸入パスタなどで問題を引き起こしている。コクゾウムシは低温耐性が強いため主に成虫態で越冬するが、本種は主として非休眠の幼虫態で越冬を行う。コクゾウムシは飛翔能力を有するが、本種のわが国における系統は飛翔能力を持たない。
【生育期間】(*25℃条件下)
卵期間 幼虫期間 蛹期間 成虫寿命
*約5日 *20日 *5日前後 平均3〜4ヶ月

飛翔性害虫
 ■チョウバエ類 学名:Psychodidae
チョウバエ幼虫
チョウバエ類
体長は、1〜5mm。
本種は、浄化槽、汚泥のたまった下水溝など、有機物の多い汚れた水域に広く発生する。幼虫は呼吸管を水面上に出し、汚水中のスカムや汚泥の表面をはい回る。成虫は一般に夜間活動性で、昼間は薄暗く、湿気の高い場所に静止している。飛翔力は弱い。
【生育期間】(オオチョウバエ:27℃条件下)
卵期間 幼虫期間 蛹期間 成虫寿命
2日 約10日 3−4日 20−15日
 ■ノミバエ類 学名:Phoridae
ノミバエ
ノミバエ類
体長は、2mm前後。
成虫は敏捷に飛び、また食卓や台所などの上を歩きまわる。幼虫は、腐敗した植物質、漬物、堆肥やごみ、便池などから発生する。昆虫、シロアリの巣、カタツムリなどに寄生するものも知られている。
【生育期間】(オオキモンノミバエ:25℃条件下)
卵期間 幼虫期間 蛹期間 成虫寿命
約15時間 3.3日 9.3日 データなし

衛生害虫
 ■チャバネゴキブリ 学名:Blattella germanica
チャバネゴキブリ
チャバネゴキブリ
体長は、10〜15mm。
本種は、低温に弱く、日本では無加温の場所では越冬できないため、暖房あるいは熱源のある場所で越冬する。そのため、オフィス・ビル、ホテル、飲食店、病院、新幹線、または、コンクリート構造、断熱構造の建物に生息し、都市地域・市街地域で多く見られる。
【生育期間】(25℃条件下)
卵期間 幼虫期間 成虫寿命
21−28日 60日 オス3ヶ月、メス5ヶ月
 ■クロゴキブリ 学名:Periplaneta fuliginosaa
クロゴキブリ
クロゴキブリ
体長は、30〜40mm。
本種は、木造の日本家屋、コンクリ−ト造りのアパ−ト等の住居に多く生息しており、チャバネゴキブリが、都市のビル、飲食店、ホテル等に多く、ヤマトゴキブリが農家や屋外に多いのに対して、中間的な分布パタ−ンをもっている。温帯・亜熱帯の地区を中心に世界中に生息し、日本では九州から北海道まで広く分布する。
【生育期間】(25℃条件下)
卵期間 幼虫期間 成虫寿命
40〜43日 約240日 オス約207日、メス約197日
 ■イエバエ 学名:Musca domestica
イエバエ
イエバエ
体長は、7〜10mm。
本種は、衛生害虫として世界で最も普遍的なハエである。世界中、ヒトの住んでいるところならば、どのような場所でも生息しているといわれている。自然環境よりも、ヒトの密集している都市型環境の生息密度が高い。成虫は、ミルクや果汁等の糖分を含む食物に好んで集まり、都市では、主にゴミ、農村では肥料等が発生源となる。
【生育期間】(25〜35℃条件下)
卵期間 幼虫期間 蛹期間 成虫寿命
約0.5〜1日 7日 4〜5日 約1ヶ月
お問い合わせは食品システム部へ
出典: 国際衛生(株)
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